うそのはじまり

2015年6月20日

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いつもお世話になっております!! 最近、応接室にクーラーをつけてテンションが上がっているスマイルケア田中です!! 6/19にポプラ服部天神さんで

認知症サポーター養成講座(介護関係従事者用)

を受けてきました!! ポプラ服部天神さんは3階建てで会議室もとても広くビックリしました(*_*) 003 講師は ケアプランセンター服部天神 管理者 平高さんでした。 平高さんの講義は現場の介護職目線で終始分かり易く時間はアッ!という間でした。 講座の視点は 医療モデルではなく、生活モデル。 どういうことか... 医療目線、認知症自体を病気と捉えず、個性と考える。 認知症の〇〇様、ではなく〇〇様には認知症がある。という考え方。 当たり前のようで当たり前じゃない考え方。 004 認知とは、 認識・確認・判断の脳の総合的活動。 人は1日中これを繰り返して生活している。 う~ん..確かに... 認知症とは、 認知機能障害。 症状の分類は中核症状 ・記憶障害 ・失効 ・失語 ・失認 ・実行機能障害 等があり BPSD(認知症の行動・心理状態) ・抑うつ ・妄想 ・幻覚 ・暴力 ・俳諧 ・不穏 ・イライラ ・不安 ・不眠 ・誤認 ・暴言 等、嫌な言葉のオンパレード。 これを毎日繰り返し、常にその状態だったら... 私なら死にたいと思う。

1度本で見た『介護の始まりは、嘘の始まり』という言葉があります。

以前、私は2か所のデイサービスで勤務していました。 利用者様の中には認知症を患っている利用者様もおられました。 中には帰宅願望がかなり強い利用者様もおられ、何度も対応したことがあります。 今考えれば毎回のように私は自然に、当たり前のように『うそ』をついていました。 利用者様『もう帰らないと』 私『まだ帰る時間じゃないですよ』 利用者様『息子が帰ってくるから』 私『息子さんは出張なんで今日は帰えられないんですよ』 利用者様『息子は小学生なのに出張なんて行くわけないじゃない!』 私『...』 利用者様『早く扉を開けて!!!』 私『この扉は故障中で開かないんですよ...』 その後、利用者様は不安になり、不穏になり、扉をたたきまくりました。 そして別の職員に交代してもらい、やっと落ち着かれました。 その時の私は今よりも無知で経験も浅く、関わらせて頂いていた利用者様にはとても申し訳なく思います。 不穏の原因を認知症があるから仕方ないと思い、 認知症がある方が不穏になるのは、何か不安に思うことがあるから。 根柢の考え方を変えないと利用者様にはすぐに見抜かれていたのです。 知識・経験・考え方のバランスがとても大切だと思いました。 介護従事者の方で認知症サポーター養成講座を受けていない方は 是非とも受けてみて下さい。 原点に戻ることができるかも(^^) たくさんの方が受けられることを願っています。 001